なぜ電球を直列に接続すると、暗くなるでしょう?
結論的に言えば、直列に接続すればするほど、全体の抵抗値が大きくなるからです。抵抗値が大きくなるほど電流は弱く流れます。さらに、直列接続の場合、電圧も配分されます。
電球の明るさは、電球にかかる電圧と電流の強さに比例します。
同じ規格の電球2個を直列接続した場合には、個々の電球の電圧と電流がそれぞれ1/2ずつ減るため、個々の電球の消費電力は1/4になります。
ところが、並列接続の場合は、それぞれの電球は独立して動作します。
これは家庭用コンセントを見ればわかります。コンセントに接続された各電気器具はすべて並列接続されています。一つのプラグを抜いても、他の電気器具は、影響を受けません。
消費電力
機構が毎秒消費する電気エネルギーを電力(電力、Electric power)といいます。単位は「W(ワット)」を使用します。消費電力は、力学でいう「一律(Power)」のような概念です。
消費電力は、電気器具にかかる電圧(V)と電流(A)を乗算し、すぐに計算することができます。