斜め投げた物体の運動




 

斜め投げた物体の運動

斜め投げられた物体は、特定の曲線を描いて落ちます。よく、「放物線運動」をすると話しています。この運動は、一直線ではなく、2次元平面上の運動です。この運動を理解するためには、水平方向(x軸方向)の運動と垂直方向(y軸方向)の二つの運動に分けて考える必要があります。

空気の摩擦がない場合、水平方向の運動は、等速直線運動のとおりです。投げられた初期速度の水平方向の速度が維持されます。

垂直方向運動は、少し複雑です。地表面で運動するすべての物体は、地球の重力の影響を受けて下に落ちます。投げ上げられた物体は、上に上がるスピードがますます減少し、それ以降は、地球の中心に向かって速度が増加します。スピードが増加する程度は、地球の重力加速度と同じです。地球の重力加速度は約9.8 m/s2です。これは毎1秒ごとに9.8 m/sずつ速度が継続して増加することです。

投げられた物体に加わる唯一の力は、地球の重力です。物体がどのような動きをしていても、地球の重力は下向きであり、大きさは一定です。