パスカルの原理




 

パスカルの原理

パスカルの原理は次のとおりです。

「非圧縮性流体がいっぱい入っている閉館(閉じた管)の内部の圧力は、どこでも同じである。」

歯磨き粉を例にすると、次のとおりです。歯磨き粉が入っているチューブのどの部分を押しても歯磨き粉は絶えず出てきます。チューブのすべての部分に同じ圧力が加わるからです。

パスカルの原理の応用

パスカルの原理は、小さな力で大きな力を出すために使用されます。
下の図のように内径の面積が互いに同じ2つの気筒を考えてみましょう。いずれかの側のピストンを押したり引いたりすると、別の側ピストンが同じ長さで動くようになります。この場合、力の方向のみ変えることができ、力の大きさは変わりません。

二つのシリンダーの内径が互いに異なれば、動く距離も互いに異なります。「仕事の原理」に基づいて、短い距離を移動したシリンダーでは、より大きな力を出すことができます。力と移動距離の積は常に一定であるからです。

油圧シリンダは、業界全体で大きな力が必要な場合に頻繁に使用されます。車を持ち上げるリフト、土を掘る掘削機、荷台を持ち上げるダンプトラック、農業機械などは、油圧技術を応用したものです。