フーコーの振り子 (WebGL)




 

フーコーの振り子は

地球の自転を実験的に証明された事例です。
1851年、フランスの物理学者ジャンベルナールフーコーはパンテオン(フランスの国立墓地)のドームで、長さ67m、質量28㎏のおもりを吊るし実験をしました。


イメージソース: wikimedia.org

実験の結果、振り子の振動面は、予想通り、時計回りにゆっくりと回転しました。振り子に作用する力は、地球の重力と糸の張力だけなので、自分たちの力では、回転することはできません。
しかし、地球の自転によって床が回転するので、地球と一緒に回転する観察者には、振り子の振動面が時計方向に回転するように見えるようになります。

振り子の振動面が、一日で回転する角速度(rotation/day)は、次のとおりです。

角速度 = sin(φ)

φ : 観測地点の緯度

例えば、ソウルの場合、緯度が37.5˚ので、

sin(37.5) ≒ 0.6

つまり、振り子は一日で約0.6回転します。

北極では、一日で完全に1回転し、赤道ではその効果が「0」になります。
南半球では、北半球とは異なり、反時計回りに回転します。