ボイルの法則




 

ボイルの法則

一定数の気体分子が含まれている注射器のピストンを押すと、気体分子が動くことができるスペースが減少します。したがって、気体分子が注射器の壁に、よりたくさん衝突します。その結果、注射器の中に入っている気体の圧力が増加します。
逆に注射器のピストンを引くと気体分子が動くことができる空間が広がります。気体分子が注射器の壁に衝突する回数が少なくなるので、気体の圧力が減少します。

気体の圧力を2倍に増加させると、気体の体積は1/2に減り、気体の圧力を3倍に増加させると、気体の体積は1/3に減少します。1662年に英国の科学者ボイル(1627-1691)は、実験を通じ、一定の温度で気体の圧力と体積は反比例するということを明らかにしました。これを「ボイルの法則」といいます。