共有結合とは?
共有結合は、原子がそれぞれ電子を出して「電子対」を作り、この「電子対」を共有することにより、形成される結合です。お互いの電子をペアで共有するため、共有に参加する電子の数は、常に偶数となります。
共有結合に参加する電子対を「共有電子対」、共有結合に参加していない電子対を「非共有電子対」といいます。
二つの原子間で共有する電子対の数に応じて、単結合、二重結合、三重結合で区切ります。
単結合(Single Bond)
二つの原子の1つの電子対(または電子2個)を共有します。
原子と原子の間に1つの線を引いて表示します。
F-F(フッ素分子)
二重結合(Double Bond)
二つの原子の2つの電子対(または電子4個)を共有します。
原子と原子の間に2つの線を引いて表示します。
O=O(酸素分子)
三重結合(Triple Bond)
二つの原子の3つの電子対(または電子6個)を共有します。
原子と原子の間に3つの線を引いて表示します。
O=O(酸素分子)